「紅茶は3分」て誰が言った?
こんばんは。
大阪・高槻のはずれの小さな紅茶教室always*alwayです。
- ナゾの「紅茶は3分」神話
- まずは「等級」のハナシをば
- 「等級(=大きさ)」が違うと・・・
- 「紅茶は3分」のナゾに迫ってみる
- 大事なのは「大きさ」
- ちなみにalways*alwaysの商品は
- ちなみに「量」もね
ナゾの「紅茶は3分」神話
唐突ですが、紅茶の抽出時間って
どのくらいだと思いますか?
「紅茶は3分」だと思っていませんか?
しかも、なんとなくそう思っていませんか?
紅茶教室をしていると
そう思ってらっしゃる/そう聞いたコトがある
方のなんと多いことか。
えっとー・・・それね・・・
正解だけど大不正解です。
まずは「等級」のハナシをば
紅茶の茶葉をまじまじと見たらわかるのですが
茶葉の大きさって、さまざまです。
「茶葉の大きさ」のコトを
紅茶の用語では「等級」と言います。
「等級」という字面から、
なんとなく茶葉の良し悪しをはかる言葉
のようなイメージを受けますよね。
でも紅茶の場合は、
単純に大きさで分かれます。
「葉の大きさが違うって、そもそも何よ?」
と思われた方、詳しくはレッスンで
こってりオハナシします(笑)が
ざっくり言うと「等級」には
二つの要因があります。
まず一つ目。
お茶も「木」なので
最初は芽だった葉が大きく成長し、
次の葉が芽吹く・・・の繰り返しで
上に上に成長します。
つまり茶の木を枝の先端から
根元に向かって見てみると
葉の大きさは小→大となっています。
(つまり、新芽の方が小さい)
二つ目。
小さい葉は収穫してそのまま紅茶に
なるコトができますが、大きな葉は
そのままだと少しゴツいので
カットして加工されます。
カットされた葉は、カットされた後の
状態(大きさ)で等級がつけられます。
つまり、「紅茶の葉」と一言で言っても
葉のカタチのママのコもいれば、
カットされているコもいる
(カットされている場合は、もともとが大きい)
こんなカンジで
大きさが異なってくるんですねー。
そんなこんなで「等級」がわかれています。
「等級(=大きさ)」が違うと・・・
これは中国茶でもそうなのですが
大きい茶葉って、大抵、茶葉がねじれています。
紅茶が抽出される際は、
まず、ねじれ(「より」と言います)がほどけて
それから美味しく抽出されます。
ほどけるまでにも抽出は進んでいますが、
ほどけてからの方が肝心。
つまり、それなりに時間がかかります。
一方、細かい茶葉は
そもそもねじれていません。
だから、抽出がすんなり進みます。
つまり、時間もそんなにかかりません。
「紅茶は3分」のナゾに迫ってみる
私の教室では、紅茶の抽出時間を
大きい茶葉→5分
細かい茶葉→1分半
を目安に、とお伝えしています。
でーーーーもーーーーーー。
世の中に流通している茶葉の多くは
「大きくもなければ、そない細かくもない」
ものが大多数なんです。
で、その中間的な大きさ茶葉だと抽出時間は・・・
そう。
3分くらいがちょうどいいものが多い んです。
ここら辺の事情を
ぎゅーーっと縮めて、もしくは
すこーーんっと飛ばして、
「紅茶は3分」という言葉だけが
独り歩きしているのが理由なのかなー
・・・と私はみています。
大事なのは「大きさ」
「紅茶は3分」というのは
合っている場合もあります。
でも、茶葉がすごく大きい場合なら、
3分じゃ足りません。
すごく細かい場合なら、
濃くて濃くて大変です。
なので「3分」で覚えるのではなく
茶葉の大きさで判断していただくと
失敗ないですよ。
*途中から「等級」と言っていません(笑)が…
「等級」という言葉はなんだかカッコイイ
ですし(笑)、私も教室では「等級」で
お話しますが、日々の暮らしで紅茶を
楽しむ際には「大きさ」というとらえ方で
いいと思います。
美味しく飲むためのポイントは「大きさ」なので。
ちなみにalways*alwaysの商品は
always*alwaysの商品は
2分半~3分くらいで美味しく抽出される
くらいの大きさにしてあります。
だから、ウチのコに関しては「紅茶は3分」でも
はずしません♪~(´ε`")
(宣伝か)
(はいそうです)
ちなみに「量」もね
今回は「時間」のハナシでしたが
「茶葉の量」も美味しい紅茶を
飲むためには重要なファクターです。
ちょっと長くなってしまいましたので
「量」については、また別の記事ででも・・・
おうちをカフェに変える紅茶
always*always